失敗したくない不動産投資

素人が老後に夢を持つために不動産投資を始めました。現在は順調です。実体験から得たノウハウや、資産に関する個人的な考えを書いています。

青色申告するなら会計ソフトは必需品

給与所得以外に不動産所得があるので、青色申告を選択しました。青色申告をするためには、複式簿記をつける必要があります。(簿記の知識のある方は、自前で帳簿を作ってもいいのでしょうが、プ~タロのように、少し齧った程度の場合、市販の会計ソフトは頼りになりました。)

市販の会計ソフトは優れもの

事業用の物件が2件3件の場合は、何も市販の会計ソフトを購入する必要はありませんでした。エクセルか何かで管理しておいて、国税の確定申告サイトで十分です。プ~トロは10室を目標にしたので、節税効果の高い青色申告に挑戦しました。青色申告にするには簡単に複式簿記が記帳できる市販の会計ソフトが必要です。

市販されている会計ソフトには多くの種類があります。どれを使っていいか、迷いますね~。ネットでの評判とか価格の比較とか散々したのですが・・・

結局「これ!」と決めることはできませんでした。

電気の量販店に行って、いろんなパッケージを眺めて、1回払いか、毎年使用料が取られるのか、散々迷った末、プ~タロは、ソリマチの「みんなの青色申告」を購入しました。1万円もしました! しかし結局、高い買い物ではなかったと思います。

多少は簿記の知識があると大変スムーズに入力できます。プ~トロの30年以上前の知識でも困ることはありませんでした。

導入時の設定は慎重に

迷ったのは、導入時の設定をどうしたらいいかということ。

個人の資産で購入していた物件を会計ソフトに登録するにはどうするのか迷いました。

プ~トロの知識では「事業主貸借」という概念がなかったので、少しお勉強しました。

最初に、所有している不動産を登録するとき、事業用のお金を登録するときには 少し頭が痛くなりましたが、わからないことは身近の税理士さんや知識のある人に質問するとなんとかなります。プ~トロは友人の税理士さんに相談しながらなんとかクリアしました。日々の記帳は楽チンです。親切なマニュアルもついていてわかりやすかったです。マニュアル本だけでは解決しなかったのは導入時の設定だけですね。

毎年のサポート契約は必要か?

「みんなの青色申告」を購入すると初年度は「みんなの確定申告」という確定申告に便利そうなソフトがついてきます。ここがミソですが、「みんなの青色申告」は、税制が変わる度に必要な更新は無償でDLすることができますが、「みんなの確定申告」の最新バージョンは、サポート契約をしていた人にしかDLできません。折角、会計ソフトに記帳して管理し、確定申告をしても、税率が、控除額が最新でなかったら、修正を指摘され大変な手間が待っています。

折角、買い切りの会計ソフトを選んだのに、サポートしてもらうには毎年6000円を払わないといけないと知り、思わず「聞いてないよ~!騙された~~!」と叫んでしまいましたが、使い方に不安のある人には必要なサポートなんでしょうね。(ソリマチさんに騙されたわけではありません。安くない買い物をした人が、ちゃんと使いこなせるように手厚いサポート体制を用意されていると理解しましょう。)

税制はよく変わります。ここ数年でも 消費税率が変わったり、所得税控除の制度が変わっています。その都度、会計ソフトを更新する必要があります。最新の税制への対応に不安のある人にが安心して使うためには必要なサポートなんでしょうね。

(無料のサポートもあります。当然ですが、対応してくれる範囲に大きな差があります。)

使いやすい国税庁の申告システム

折角、会計ソフトを購入し、e-TAXできるようカードリーダーと個人情報カードを用意したのだから、会計ソフトから手間をかけずに申告しようと思いました。簡単にできるだろうと思っていました。そのためには最新の「みんなの確定申告」を入手しておかないといけないと考えて有償サポートに登録しました。しかし最新バージョンの配布は1月の後半。ということで、「みんなの青色申告」で決算処理まで行い、国税庁のサイトで無料で使える申告システムの不動産事業所得のページに転記してみました。意外とあっさり済みました。

還付申告だったので、1月中にe-TAXで申告し、10日くらいで還付されてきました。

(還付申告は2月15日以前にできるって知ってました? プ~トロは昨年気が付きました。)

青色申告で必要となる帳票は意外と少ない

実は、青色申告で65万円の控除をうけるには複式簿記での記帳が義務付けられているので、複式簿記全体を申告書に添付しないといけないと思っていたのですが、必要なのは 貸借対照表と損益計算書、収入の内訳表、原価償却表の4種類でした。貸借対照表、損益計算書は、会計ソフトで自動計算してくれた額を間違わないように転記すればいいし、収入の内訳表は、同じような作業が「みんなの確定申告」を使う場合も必要になってきます。原価償却表は、1年記入すれば、来年からは、基本データを引き継いで作業できるので、そんなに大変ではありませんでした。ということで、「みんなの確定申告」は必要無し。有償サポートは今年1年で終了にします。余談ですが、市販の会計ソフトで作成した帳票を国税のe-TAXソフトに組み込む作業を昨年行ったのですが、結構迷いながら偶然できた!という感覚です。あっちのボタン、こっちのボタンと迷いながら作業するのも手間なので、簿記記帳は市販の会計ソフトで、申告は国税庁のシステムに転記して行うのがいいのではないでしょうか?

無料の会計ソフトは?

ネット上で無料で後悔されている会計ソフトがいくつかあります。いくつか試してみたのですが、結果的には「みんなの青色申告」の方が使いやすかったです。なにより最新の税制に対応する更新がなくても無料では諦めるしかなく、動作や正確さの保証が無いのも不安でした。探せば毎年更新してくれる使いやすいものが配布されているかもしれません。

ネットでは、「みんなの青色申告」以外の会計ソフトも人気があるようです。それぞれ優れた点はあると思います。「みんなの・・」が一番優れていてコスパがいいと断言するつもりはありません。この記事は、プ~トロが使ってみての体験レポートとご理解ください。